【Yuki Kajiura LIVE vol.#16】 ~Sing a Song Tour~ 神奈川公演 Aimerさんパート感想

 

●ライブの日付:2021/06/13(日)
●場所:神奈川・神奈川県民ホール 大ホール
●アーティスト:梶浦由記さん(ゲストボーカルAimerさん)

【はじめに】

Yuki Kajiura LIVE vol.#16 神奈川公演 Aimerさんパートの感想です。

 

セットリストとか、公演の演出について言及しているので、Yuki Kajiura LIVE vol.#16にこれから参加される方は見ない方がいいです。ネタバレです。

 

【目次】

 

【Aimerさんパートのセットリスト】

Aimerさんのパートの流れは以下でした。

花の唄
I beg you
MC
wonderland
春はゆく


並びがいいですよね。
花の唄、I beg youとFate/HFの1章と2章の主題歌を続ける。
そして、MCのあと最新曲であるwonderlandを歌い、大トリの春はゆくでしめる。
という流れ。

 

また、花の唄、春はゆくという重たいバラードと、I beg you、wonderlandという特色は違うが狂気の曲。
とても盛り上がるYKLの中で、Aimerさんのパートは独特の緊張感をはらんでいて、異質というか魔境でした。


でも拍手は、YKLの他の盛り上がる系の曲歌った時と同じ位に大きく、お客さんがAimerさんの歌に感動しているのがよくわかりました。

 

ライブ全体のセットリストはこちらの方がのせていらっしゃるので、必要あればこちらをご確認ください。

 

 

【余談:Aimerさん久しぶりの有観客ライブ】

特に本編に関係ないですが、あとで読み返した時に思い出せるように、コロナ禍でのAimerさんのライブの事を触れておきます。

 

実はAimerさんは、2020年2月23日のご自身のライブツアー"rouge de bleu"の最終公演以降、有観客ライブができていませんでした。
(インターネットライブは何度かしているが全て無観客の配信だった。)

この2021年6月13日に、1年以上ぶりでやっと有観客ライブに出演できたのでした。

 

こちらはライブの前々日のリハ時のAimerさんの呟き。

 
関係ないけど、前日には頭にたんこぶを作って、持ち前のどぢ属性を発揮しています。

 
では、以下ライブの様子というか感想です。


【花の唄~I beg youの感想】

以下3階席左端(下手)の前方の私の視点です。

 

前の曲(「約束」)が終わった後、舞台が暗くなって、いつの間にか歌姫様全員退場。
花の唄のイントロが流れ、後ろの高台にAimerさんが登場して、歌い出します。

 

衣装は黒色。ワンピース系?
足はサンダルでした。

 

Aimerさんの衣装についてもう少しいうと。
他の歌姫様の衣装はこんな感じで、スポットライトもそれぞれの衣装に合った色でした。とても四季っぽく華やか。
KAORIさん:青
KEIKOさん:白
YURIKO KAIDAさん:オレンジ(茶系)
Joelleさん:緑

 

そして、Aimerさんは全身まっ黒という。キレイに他の方と被らず。
衣装の違いもAimerさんの(Aimerさんパートの)異質さを際立たせていました。


花の唄のイントロで、それまでの盛り上がりが嘘のような静寂が広がる中で、Aimerさんが花の唄を歌い出すのでした。

 

出だしから声の太さがしっかりとあって、調子よさげでした。
サビの力強さとかビブラートの美しさとかヤバかったです。

 

どこかのタイミングで壇上から降りて来てて、I beg youの時はステージ真ん中で歌ってました。

 

I beg youは貫禄でした。

前回のYKLは一昨年なので、まだAimerさんがツアー「rouge de bleu」をやる前だったのだけど、
(強弱変化のダイナミックさとか、各声の使い分けとかは当時と比べると今の方が数段凄い)
今回は「rouge de bleu」を経て最凶になったI beg youをひっさげての再YKLです。ヤバくないわけがなかった。
FBMの皆さんの演奏、特に今野さんのバイオリンも合わさって、I beg youは最凶に最強でした。

 

あと、rouge de bleuのI beg youの手のフリを完全にはやってはなかったのだけど、手のフリはやっていました。
rouge de bleu思い出すとともに、I beg youの表現はここまで成長したんだよなとしみじみ思いました。
(地味に俺は、I beg youの手のフリは前回のYKLから輸入した気がしてます)

 

I beg you終わった後とか他の曲もですが、YKLの盛り上がる系の曲歌った後と同じ位拍手大きかったです。


【MC:梶浦さん×Aimerさん】

MCは一字一句あってる訳でなく、大体こんな感じだったくらの精度です。

 

梶浦さんのライブには毎回お題があって、MCではそれについて話します。
今回のお題は、2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還した事をうけて、
「あなたが今までに一番印象に残った旅」でした。


梶浦さん「Aimerさんが今までに一番印象に残った旅はなんですか?」

 

Aimerさん「(それまでにFBM(フロントバンドメンバー)の方々が過酷な旅の経験を話されていて)皆さん過酷ですよね。」

Aimerさん「私はアイスランドに旅をしたことです。」

 

梶浦さん「すごく美しい国だというイメージです。」

 

Aimerさん「そうです。色んなインスピレーションを貰えて。」
Aimerさん「火山と氷の国なんです。」
Aimerさん「最近も火山が噴火してニュースになってた気がします。」

 

梶浦さん「へー。」

 

ビョークと同じスタジオでレコーディングか何かしたという話もしてた気がします。

 

Aimerさん「8年前、その時ライブもしたんです。」
Aimerさん「体力的にも大変でした。」
Aimerさん「撮影もしたんですけど、氷点下でノースリーブで…」

 

梶浦さん「氷点下でノースリーブ!!」

 

ファン「(笑)」

 

Aimerさん「今までで一番ハードな撮影でした。」

 

梶浦さん「本当に皆さん過酷ですね。」
梶浦さん「寒さで思い出しましたけど、この前やってらっしゃったインターネットライブの会場」(Aimer Live at Anywhere 2021 “Walpurgis”のこと)
梶浦さん「石切場でしたっけ?寒そうでしたよね。」

 

Aimerさん「あそこも寒くて、4℃とかで最初はノースリーブの衣装だったんですけど。」
Aimerさん「前日のゲネプロで4℃で低体温症になってしまって。」
Aimerさん「このままでは歌えないってなって、衣装さんに着るもの足してもらって。」

 

梶浦さん「氷点下でノースリーブ。4℃でノースリーブ」

 

ファン「(笑)」

 

Aimerさん「結構寒いところにいかされる事が多いかもしれないです。」

 

梶浦さん「ああ。でもわかります。Aimerさんの歌って寒いところがあいますよね。」

梶浦さん「亜熱帯かアイスランドかって言ったら、アイスランドですよね。」

 

Aimerさん「そうかもしれないです。あ、でも私梶浦さんの歌を歌う時は燃えます。」

 

梶浦さん「そおですかぁ(ニヤッ)」(超嬉しそう)

 

ファン「(笑)」

 

ここからアルバムWalpurgisの話になる。

 

梶浦さん「AimerさんのアルバムWalpurgisで曲を書かせてもらったんですよ。」

梶浦さん「依頼を受けて、『え、書いていいんですかぁ、やったー』って」
梶浦さん「wonderlandって曲を書かせていただきました。」
梶浦さん「これ以上ない位の超ハッピーな曲です。」

 

ファン「(笑)」(ここの梶浦ファンのわかってる感。梶浦さんの言う「超ハッピー」から漂う不穏感。)

 

あと、梶浦さんがLive at Anywhere 2021 “Walpurgis”の「wonderland」を褒めてました。

梶浦さん「アコースティックでやると思ってなかったけど、めちゃくちゃかっこよかったです。」

 


Walpurgisの話をしたついでに、別の曲にも言及しだす梶浦さん。

 

梶浦さん「そういえば、Walpurgisで言ったら私『季路』が好きです。」

 

私は梶浦さんを見てて、この時のAimerさんのリアクション一瞬見逃してるので、よく見てらっしゃった相互フォロワのあおいさんの呟きお借りします。
(お借りしたの問題あったら修正するので言って下さい。)

 

 

Aimerさんのリアクションで笑い起きてました。

 

梶浦さん「絶対いつかカラオケで歌おうと思いました。」

 

Aimerさん「え。ぜひその場に読んで下さい。」

 

梶浦さん「いえいえ!そんな恐れ多い事。」

 

Aimerさん「ぜひ。」

 

で、MC終わって、歌に入ろうとする。

 

梶浦さん「そろそろ歌に入ろうかと思いますが、Aimerさんどうですか。」

 

Aimerさん「ちょっとお水を飲んでいいですか?」

 

梶浦さん「どうぞどうぞ。」

 

Aimerさんが水を飲み終わって、梶浦さんから「wonderland」の曲フリがあって歌い出します。


【wonderland~春は行くの感想】

wonderlandも微動だに出来ませんでした。
アコースティックの時とはまた違って、FBMの皆さんの演奏も相まって、音源の禍々しさのヤバい版って感じでした。

 

あと、各所ライティングが凝っていた気がしますね。(でもどこがどうよかった忘れてしまった。)
ライブの初回ってテンション上がりすぎて、凄かったという衝動以外割と忘れますよね。

 

春はゆくは、本当に美しかったです。
春はゆくはでだしとか結構声が小さい表現(pピアノ)で歌ってらっしゃるんですが、弱い声でありながらしっかりビブラート聴こえて美しかったの覚えてます。
花の唄から春はゆくまでで、力強さ、繊細さ、妖しさ、恐ろしさ、美しさなどをこんなに豊かに歌で表現してて、改めてAimerさんすげぇ、俺の推しすげぇと思ったのでした。
まあそんな事を思いながら、既にwonderland位で泣いてましたね。

 

春はゆくは、KEIKOさんとJoelleさんのハモリもとても美しかったのでした。

 

ただ春はゆくは、私が集中できていない所もあって、ハモリ美しいんですがAimerさんの声をとらえにくくなって、Aimerさんの声を探してしまったのですよね。
その探すのに夢中になって、少し集中できてませんでした。
YKLは1人の声単体で楽しむのでなくて、全体の音の響きをそのまま受け取った方がいいなというのが反省点でした。
(受け取り方を失敗したという話で、YKLバージョンの春はゆくはとても素晴らしいです。リベンジする。)

 

あと、Aimerさんのワンマンライブでは春はゆくはまた違った聴こえ方するだろうなと、違う楽しみもできたのでした。


【アンコール後退場前】

全プログラム終了して
梶浦さん「最後にもう一度メンバーを紹介させてください。」

でメンバー紹介します。

 

梶浦さん「ゲストボーカルAimer」

 

と呼ばれて、全速力で舞台袖から飛び出してくるAimerさん。
全速のちょこちょこ走りで会場少し笑いが起きてました。

 

紹介し終わってお辞儀して舞台袖にはける時にKEIKOさんに話しかけられて、話してらっしゃいました。
ちなみに、一昨日のYKLでは公演が終わってはける時、KEIKOさんがAimerさんに肩を組みにいってました。

 

お二人仲よさげですよね。
ちなみに、Yuki Kajiura LIVE vol.#16のパンフレットのAimerさんのインタビューでは、AimerさんがKEIKOさんに言及してるのでした。
(今発売中のグッズなので、中身は言わない。)

 

尊い(合掌)

-おわり-